hidamari401のブログ

べっ活に至るまでの 我が家の事件簿

べっ活、始めました 第18話 誕生日はブルー

 もうすぐ、私のバースデーです。夫からのプレゼントなど、期待できるはずもなく、今さらうれしくもないのですが、外食でもしようかということになり 行きたいお店を伝えました。ところが、『じゃあ、予約しといて!』と、当たり前のように言われました。しかも、娘たちも来るかな~?と、その連絡まで丸投げです。

 自分のバースデーのセッティング、本人にさせますかね!自分で娘たちを誘うなんて、まるでお祝いを請求するようなこと、できるわけがありません!そんな当たり前のことに気づかず、私がやって当たり前と思っている精神が、信じられません。

 思えばこれまでも自分の誕生日に、よくブルーな気分になったものです。忘れられるのは当たり前、若い頃など帰ってこないことすらあったような・・。ブレゼントなんてものは思いも及ばず、せめてケーキでも買ってくれるのかと思いきや、支払いを当たり前に押し付けられたこともあります。

 夫の当たり前が、自分のものとあまりにもかけ離れてるのが、卒婚の決め手だと改めて気付かされました。

 自分でやりたくないこと、面倒臭いことは 全部私がやるのが当たり前。自分がやるのはここまで、と勝手に線引きして 続きは私がやって当たり前。テレビのリモコンは自分が自由にするのが当たり前。一緒に見てる人の気持ちなど 平気で無いものにできること。威圧的な言い方で怒鳴り散らせば、相手が折れると当たり前に思っていること。それで相手を納得させられたと 信じて疑わないこと。起きてる時間が長けりゃ良いと思い込んで、その時間の使い方や内容など二の次で、ただただひたすらテレビかパソコンを眺めていることに 何の疑問も抱かないこと。そうしちゃあ、すぐソファーで眠りこけ、それも起きてる時間にカウントしてしまう事。

 数え上げたらキリがありませんが、なにせこんな世の中・・・、コロナが収束するまでは別居は無理かな~と、べっ活もお預け状態でした。

 でも、もう耐えられないかも!!

 気持ちは、すっかり一人暮らしに傾いています。

 

 

 

べっ活、始めました 第17話 セカンドテレビ

ーべっ活とは、卒婚の一環で 別居に向けて準備活動をする事であるー

 夫がここ数日間毎日家にいます。金曜日、私が仕事に行ってる間のほんの1.2時間ほど 現場に顔を出したようですが、それ以外は、うんざりするほど家から出ようとしないのです。会話は今も必要最小限で、息が詰まりそう・・。

 しかもその間、ずっとテレビがつけっぱなし状態なので、録画したドラマを 週末にまとめ見する予定が、すべて潰れました。

 ひと言、テレビ見させて と言えばよいのでしょうけど、それは言いたくありません。なぜなら、テレビの権利は夫のもので、お願いして私が見させてもらっている、という構図が納得できないからです。だからといって 夫が気を利かせてテレビ見る?とか、何時までは見てても良い?などと聞くはずもなく、ひたすら我慢することになってしまいます。

 そこで、かねてから考えていた セカンドTV購入に踏み切りました。先日やっと手続きが完了したマイナポイントや、雀の涙ほどの自分のボーナスを当て込んで、楽天市場で検索です。自分の寝室に置くので、サイズは今の物より面積が4分の1以下ですが なんの気兼ねもなく自由に見られるのは きっと快感です。ブルーレイレコーダーも部屋に持ち込むことにしました。(自分で勝手に決めただけですが!)

 今はこう着状態の別居生活ですが、実践となれば必ず必要な家電の一つなので、前もって用意しておくのも悪くないかなと、前向きに決断する良いきっかけになりました。

べっ活、始めました 第16話 卒婚後のお金のはなし

ーべっ活とは、卒婚の一環で 別居に向けて準備活動をする事であるー

 夫はお金に関して、危機感も計画性も全くありません。家計の面倒なやりくりは、すべて私に丸投げで、夫が使う分は、毎月お小遣い口座に入金するシステムです。ところが、月々のお小遣いはあればあるだけ使い、足りなくなれば平気でキャッシュレスに手を付けたりするのです。当然自分では、返金できる当てもなく、過去何回も膨れ上がった借入れを 家計から一括返済してきました。

 そんな中、ギリギリとはいえ 老後が何とかなりそうなだけの貯えを よくもまぁ 頑張って貯めたものだと 自分で自分を誉めてやりたい気分です。

 また夫は、お小遣いをコツコツ貯めて、結婚記念日や私の誕生日にプレゼント、なんてことは思いつきもしないようで かわいい孫たちにさえ、ジイジからのお小遣いとか プレゼントとか お年玉とかはありえません。ちなみに私からも、夫の還暦祝いを最後に プレゼントは一切しなくなりました。その2年半後の私の還暦の時も、もちろん夫からのプレゼントなどはありませんでした。

 そんな、計画性のない夫ですから 卒婚後のお金の管理がどうなってしまうのか とても心配です。お互い働けなくなった後は、年金とその貯えだけが頼りなのに、それを考えなしに使われては たまったものではありません。なので仕事があるうちは、夫には給料だけでなんとかしてもらい、年金が振り込まれるメインバンクの管理は 当面私の仕事になりそうです。夫の収支計画書も、余計なお世話ながらさっそく作成しました。一人暮らしで、家賃もないのですから十分なはずです。もっとも夫が計画通りにやりくりするかどうかは別問題ですけど・・。

                               つづく

べっ活、始めました 第15話 肉じゃが事件

ーべっ活とは、卒婚の一環で 別居に向けて準備活動をする事であるー

 昨日またちょっとした事件が起きました。夫がOFFの日で、前日から自分が肉じゃがを作ると言っていて 私も仕事だったのでお任せしました。家に帰ると肉じゃがは出来ていて ちょっと味が薄いかも・・。などと言っていました。サラダがなかったので、それは私が作ることにして 今まで我が家には登場した事のないエビとアボカドサラダにチャレンジしました。

 いざ夕食が始まると、まだ食べてもいないのに『どう?』と聞いてきます。そして一口食べるなり、『どうなんだよ!何か言えよ!』と強い口調で言われ、別に味薄くないんじゃない?。と答えると、それだけかよ!と・・。おいしいです、と咄嗟に答えましたが、正直可もなく不可もない いつも通りの料理に感想なんて出てきません。私の料理にいちいち感想なんて言ってますか?いつもと違うサラダに 何か言葉はありましたか?最近出した、3色丼も煮物も 野球なんか見だしたら無言で食べてるんじゃないですか?

   オレは仕事してるのに、たまの休みに料理してやってんだよ!ほんとは、お前のやるべきことを、オレがしてやってんだよ!なのに、おいしいの一言も言えねーのかよ!とでも言いたいんでしょうね。女が作るのは当たり前で、いちいちねぎらいの言葉なんて必要ないけど、男がやったら誉めろってか?

 夫がサラリーマンだった頃は、100歩譲ってそれもありかもしれませんが、今はお互いパートの身、それほど優劣つけなくてもいいのでは?実際、料理以外の家事負担は、圧倒的に私の方があるわけだし・・。

 それにだいたいもう、お互いを誉めるとか お礼を言い合うとか、とっくにそんな関係じゃ無くなってると思うのです。悲しい現実ですが・・。

 気付けばもうすぐ結婚記念日がやってきます。今年のその日は、卒婚記念日になりそうです!

                              つづく

べっ活、始めました 第14話 浴室転倒未遂事件

ーべっ活とは、卒婚の一環で、別居に向けて準備活動をする事であるー

 そんな昔のことを今さら・・。と思うかもしれませんが、大丈夫、最近でもそういったエピソードは、ちゃんとありますから!

 この家に引っ越して来てからの出来事なので、まだ4.5年前のことです。名付けて、浴室転倒未遂事件です。夫は以前、お風呂掃除はオレがやる!と宣言したことがあったのですが、夫にとってのお風呂掃除は、お湯を変えた日の浴槽を洗う事だけだったようです。時々気が向くと、ドアをきれいにすることもありますが、床・壁・天井は無視、排水溝は見ることさえありません。

 妙に仕事が忙しい日の続いてたその日、夫がお風呂であやうく転びそうになりました。床がヌメヌメしていて滑ったのですが 私のせいだそうです。お風呂から上がって言ったのが『オレは今大変な仕事を抱えてて、怪我できる体じゃないんだよ!』 それって 私だったら怪我しようが 転んで頭打とうが構わない という事ですよね。裏にそんな気持ちが見え隠れしています。そして、私がお風呂場を見に行くと『なんでオレの話を聞きもしないで居なくなるんだよ!』とまた怒り出しました。きっと、ずっとその場にいたらいたで、『なんですぐ現場を見に行こうとしないんだよ!』などと、言ったことでしょう。何しろ、私を怒鳴りたいだけで 理由なんてどうでも良いのですから。

 夫は、何でも都合よく忘れるのも得意です。そんなの聞いてない!知らない!と言い張り、私の主張など聞く耳を持ちません。いちいち念書でも取らないといけませんか?

 でもこの事件の日、娘もその場にいたので きっと証人になってくれるでしょう!

 若い頃の夫はとにかく自分優先で、家庭を顧みることなく自由に遊びまわってました。特に最初の子が生まれたばかりで、子育てが一番大変だったころ、私はワンオペ状態でした。なのに子供の手が離れ、夫の手を借りなくてもよくなると、せっせと家に帰ってくるようになりました。どうせ、デブる・ハゲる・くたびれるの三重苦で、女性に相手にされなくなったからでしょうけど、今さら家庭的な夫を演じられてもね~、って話ですよ!

 こういったエピソードが、たくさん出てきますが きりがないのでこのへんで・・。

                                つづく

べっ活、始めました 第13話 自分が一番 

ーべっ活とは、離婚まではいかないけど、別居に向けて準備活動をする事であるー

 夫はテレビのリモコンを常に握りしめ、ガチャガチャとチャンネルをひっきりなしに変えます。一緒に見ている私のことなどお構いなしで、自分の気の向くまま自由です。食事中でも、パソコン作業をしてる間も お風呂に入る時でも、点けっぱなし。よく、リモコンを自分のほほに押し付けた状態で寝てることもあります。そんな時は、消すことすらできません。

 私は、興味のあるものだけに絞って見たいので、そんな点けっぱなしのテレビは、あまり見てはいないのですが、点いていればつい眺めてしまいます。そして、そのチャンネルに興味が出たころ、違うチャンネルにガチャリ、仕方なく次のチャンネルでクイズの答えが気になったところでまたガチャリ・・。『変えるよ』とか『変えていい?』などの断りは、もちろん一切ありません。私の存在なんて、空気以下なのです。

 自分が一番、の行動は、まだまだ山のようにあります。たとえ、相手が子供たちであっても同じです。

 娘がまだ幼い頃よく車酔いをしてたのですが、運転している自分の気分を害されたからと、一番辛いはずの娘を怒鳴ったことがあります。『だからお前なんか乗せたくなかったんだよ!』と・・。その時は、さすがに呆れてその場で娘と二人車を降りました。それ以来娘はトラウマで、気持ち悪いと言えなくなり、未だに夫の運転だけは苦手意識が拭えずにいます。

 また、息子がサッカーを習っていた子供のころ、地元のイベントで、親子でサッカーを楽しもう!という企画があり、夫と息子で参加することになりました。親がキーパー、子供がキッカーになり 相手チームとそれぞれPKで戦うのですが、夫はへなちょこながら 何とか相手のゴールを阻止、息子も相手に止められてしまいました。休憩時、飲み物を買って戻って来ると、息子が泣いています。夫に怒られたそうです。運よく止めただけの夫が怒る?ちっとも練習してなかった!というのが理由らしいのですが、夫だって練習なんてしてないし、ましてや息子に教えるとか、一緒にプレーするなんて姿は見たことがありません。負けず嫌いの夫が、悔しさ紛れに息子に当たり散らしただけなのです。せっかく、休日の一日を楽しもうと申し込んだのに、くだらない夫のプライドで台無しです!当時、優しくて争いごとの嫌いだった息子は、その一件でサッカーから野球へと転向しました。

                             つづく

 

べっ活、始めました 第12話 一人暮らしの予算案

ーべっ活とは、離婚まではいかないけど、別居に向けて準備活動をする事であるー

 べっ活への意欲が、若干薄れゆく日々ですが 一応着々と準備を進めています。やはり外せないのは、経済的なこと・・。とりあえず引っ越しに際して、どの程度費用が必要なのかを試算してみました。

 テレビや冷蔵庫などの家電品、カーテンや家具類、インテリア小物など・・。食器やタオル類など細々したものは、なるべく今あるものを持っていくにしても、家電品は一人暮らし用のものを揃えなくてはいけないので、何かと物要りです。

 家電品一式が、思いつくだけでもおよそ15万ほど、家具インテリアが約5万・・。この他に、賃貸契約の際の初期費用、引っ越し代など、次から次へと必要金額が膨れ上がり、ざっと30万~40万の見積もりとなりました。

 次に、月々の生活費ですが、家賃のほかに光熱通信費、食費、日用品、保険や住民税など、最低ラインで見積もっても およそ7.8万、なんだかんだと10万程度が必要となる見込みです。 

 まぁ、想定内の範囲なので 何とかなるでしょう!とはいえ、問題は、仕事ができなくなった後のことです。私は若かりし頃 寿退社をしてしまったので、OL期間が短く年金はごくわずか・・。貯金を切り崩して 何年持ち堪えられることやら!といった、不安があるにはあります。そこで我が家の総資産を 改めて確認しました。

 今回の別居はあくまでも卒婚の一環であって、離婚する訳ではないので 夫の年金や貯えを使う権利はあるはずです。ギリギリまで、自分の力だけで頑張ったとしても、最終手段が残されていると思えば 少し気が楽になります。また、そうでも考えないと思い切った行動が 実現できませんからね! 

                             つづく