hidamari401のブログ

べっ活に至るまでの 我が家の事件簿

べっ活、始めました 第13話 自分が一番 

ーべっ活とは、離婚まではいかないけど、別居に向けて準備活動をする事であるー

 夫はテレビのリモコンを常に握りしめ、ガチャガチャとチャンネルをひっきりなしに変えます。一緒に見ている私のことなどお構いなしで、自分の気の向くまま自由です。食事中でも、パソコン作業をしてる間も お風呂に入る時でも、点けっぱなし。よく、リモコンを自分のほほに押し付けた状態で寝てることもあります。そんな時は、消すことすらできません。

 私は、興味のあるものだけに絞って見たいので、そんな点けっぱなしのテレビは、あまり見てはいないのですが、点いていればつい眺めてしまいます。そして、そのチャンネルに興味が出たころ、違うチャンネルにガチャリ、仕方なく次のチャンネルでクイズの答えが気になったところでまたガチャリ・・。『変えるよ』とか『変えていい?』などの断りは、もちろん一切ありません。私の存在なんて、空気以下なのです。

 自分が一番、の行動は、まだまだ山のようにあります。たとえ、相手が子供たちであっても同じです。

 娘がまだ幼い頃よく車酔いをしてたのですが、運転している自分の気分を害されたからと、一番辛いはずの娘を怒鳴ったことがあります。『だからお前なんか乗せたくなかったんだよ!』と・・。その時は、さすがに呆れてその場で娘と二人車を降りました。それ以来娘はトラウマで、気持ち悪いと言えなくなり、未だに夫の運転だけは苦手意識が拭えずにいます。

 また、息子がサッカーを習っていた子供のころ、地元のイベントで、親子でサッカーを楽しもう!という企画があり、夫と息子で参加することになりました。親がキーパー、子供がキッカーになり 相手チームとそれぞれPKで戦うのですが、夫はへなちょこながら 何とか相手のゴールを阻止、息子も相手に止められてしまいました。休憩時、飲み物を買って戻って来ると、息子が泣いています。夫に怒られたそうです。運よく止めただけの夫が怒る?ちっとも練習してなかった!というのが理由らしいのですが、夫だって練習なんてしてないし、ましてや息子に教えるとか、一緒にプレーするなんて姿は見たことがありません。負けず嫌いの夫が、悔しさ紛れに息子に当たり散らしただけなのです。せっかく、休日の一日を楽しもうと申し込んだのに、くだらない夫のプライドで台無しです!当時、優しくて争いごとの嫌いだった息子は、その一件でサッカーから野球へと転向しました。

                             つづく