hidamari401のブログ

べっ活に至るまでの 我が家の事件簿

べっ活、始めました 第11話 物件探し難航

ーべっ活とは、離婚まではいかないけど、別居に向けて準備活動をする事であるー

 実は40年以上一緒にいても 夫の地雷がどこにあるのか まだよくわかりません。普段の夫は、外づらだけはやたら良く、つまらないおやじギャグばかり言うような人ですが、何かのきっかけで怒りのスイッチが、いきなりONになります。それが若い頃は頻繁でしたが、さすがに年を重ねて丸くなったのか ずいぶん少なくなってきました。それでも年に2・3回、たいていは夫の仕事が立て込んで、忙しさがピークに達した頃に事件が起きます。

 結局、夫のストレスのはけ口にされてるんでしょうね!だから、理不尽だとわかりきってるようなことを平気で私にぶつけ、自分だけスッキリして、数日後には平常に戻ることができるのでしょう。

 言われっぱなしのこちらは、たまったものではありません!もはや『怒りを鎮めるための文章』に綴るだけでは収まらなくなってきました。

 先日とうとう、ここぞと思う物件を見てきました。そのアパートは駅からは離れてるものの、職場や娘の家に近く、間取りや設備も申し分ないのですが、築33年はさすがに古い!不動産屋を通したわけではないので 外観を見ただけですが、ちょっと哀しくなるような雰囲気を漂わせていて、断念せざるを得ませんでした。

 これで物件探しは、ふりだしです。アパートではなくマンションなら、多少築年数が経っていても そこまで古さは感じないので 条件をマンションに絞って探すことにしました。いくつか目ぼしい物件を見つけ、また近々見に行くつもりです。

 

 それにしても、どんどん会話や態度が日常に戻っていき、自分の中で密かにべっ活を着々と進めてはいますが、本当に熟年別居が実現する日は来るのでしょうか?目覚まし事件やコーヒーメーカー事件から3週間も経っていないのに、どんどん記憶が薄れ 怒りさえも沈静化していく自分に ちょっと不安がよぎる今日この頃です。

                               つづく

べっ活、始めました 第10話 別寝室

ーべっ活とは、離婚まではいかないけど、別居に向けて準備活動をする事であるー

 寝室を分けるべく動き出した時が、今思えば本格的なべっ活のスタートだった気がします。

 昨年断捨離を始めたときは、夫のバンドグッズをまとめるのが目的でしたが、今度は生活を分離するための準備なので 夫の私物はすべて寝室へと運び込み、一方私の衣類や私物はもう一つの洋室、今まで母の介護の為に使っていた部屋へと移動です。これでもう、今後一切、あなたのものには触らないから、どうぞ自由にしてください!

 そもそも夫は、家事は夕飯作りだけだと思っている節があります。それも、気がむいた時だけで、休日であっても野球など見だしたら動こうとしません。掃除も洗濯も、特に片付けに関しては まるで眼中にありません。私の方が帰りの遅い日は、洗濯物をハンガーごと室内に取り込むようになりましたが バスタオルはなぜか毎回入れ忘れていました。まぁ、そんなのはご愛敬ですけどね!

 お風呂掃除も 以前自分がやると宣言したはずなのに、排水溝に関しては見たことすらないし、沸かし直しの日とお湯を抜く日の管理が まるで出来ていません。抜く日のお湯を平気で沸かして、あまりの臭さに黙って抜いたらまた怒られました。いつもどうせ湯舟なんて浸からないし、ソファーで寝ちゃってシャワーさえも浴びなかったりするので、(その日もソファーで寝ていたように見えた)抜いたことを伝え忘れていましたが、その日に限って浴槽に浸かりたかったらしいのです。

 ゴミ出しも 分別はおろか何曜日が何の日かまるでわかってないし、そもそも覚えようという気がありません。かろうじて、私がまとめたごみを ゴミ置き場まで運べば自分の任務は果たしたと思っています。

 夫が仕事を引退し、常勤ではなくなった今こそ 家事の割合を夫へと移行するチャンスです。寝室を別にしてから、朝夫が出かける時間に起きるのをやめ、朝食・昼食はそれぞれ自分で用意するようになりました。洗い上がった衣類やリビングに置きっぱなしの私物も、寝室へ移動しあとの管理は本人任せです。一年経った今、夫のクローゼットは 季節感なくゴッチャゴチャですが 知ったこっちゃありません。

                          つづく

 

べっ活、始めました 第9話 カレー事件

ーべっ活とは、離婚まではいかないけど、別居に向けて準備活動をする事であるー

 夫が最就職で勤務が始まってしばらくしたころ、今度はカレー事件が起きました。毎日が日曜日状態にすっかり慣れていたところに、満員電車での通勤も何度かあり、体力の低下を実感してる様子でした。

 家で自粛生活をしていた3か月半の間、毎日夕飯の支度をするのが 夫の日課になっていましたが、その日は仕事に行き出して何日ぶりかの休日で、私もやはり休みの日でした。娘の所にちょこっと顔を出す以外はフリーなので 夕飯の支度は自分でしようと思い 昨日のうちに食材を買っておきました。

 ところが、夫がカレーを作ると言い出したため、今日はイカ大根だから カレーは後日にしようと 却下しました。両方作っとけばいいじゃないかと言われたけど、そんなことしたら、また残り物だらけになってしまうので、それは避けたかったのです。

 夫は、たいして食べもしないのに 大量に作るのが好きで、作れば自分の任務は終わりだと思っているので、残り物で苦労するのはもっぱら私だけ。特に最近お互い食欲がめっきり落ち、夕飯のおかずも 前の日の残りと当日の一品で十分なのです。

 夫は、新たなおかず中心に食べるので 昨日の残り・一昨日の残りが中途半端に少しずつ余ってしまうことがよくあります。こっち優先で食べてね と言っても もうお腹いっぱいなどと言ってちっとも食べず そのくせ、みそ汁をぶっかけて ご飯を食べたりしています。

 その日も、ほんの一口ずつですが3種類の残り物と、みそ汁やサラダもあるからまぁいいやと イカ大根だけで済まそうとしました。すると、「たったこれだけ?だからカレーを作っておけばよかったじゃないか」と、怒り出しました。休日は俺が作るっていつも言ってるだろう!お前は、どうせ料理をするのが好きじゃないだろう!と・・・。

 確かにその通りだけど、慣れない通勤に疲れてるであろう夫に 一応気を使ったつもりだったのに そんな風に文句を言われるとは!ビックリしすぎて、反論するのを忘れました!そして、現に前日のおかずは 丸々残っていました。結局カレーが食べたかっただけなんです!後先考えない、ただのわがままですよね!

 この出来事がきっかけで、断捨離事件も重なり、寝室を別にしようと思いたったのでした。

                             つづく

べっ活、始めました 第8話 断捨離事件

 

 それにしても、どーでも良いようなことばかりで、つくづく自分の器の小ささを感じます。もっとも、これまでの長~い歴史やいきさつのある夫が相手だからこそ ストレスになってしまうんですけどね・・。

https://hidamari401.hatenablog.com/entry/%E2%96%A0

 

ーべっ活とは、離婚まではいかないけど、別居に向けて準備活動をする事であるー

 夫が、仕事を引退して3か月半。コロナ禍の影響でなかなか再就職が始まらずにいたが 最近やっとぼちぼち仕事に行くようになった。

 さんざん暇な日が続いて、荷物整理や大掃除や24時間換気の点検とか いくらでもやることがあったはずなのに、夕飯作り以外何は はなっからやる気が無い様だった。

 私には、おまえどうせ昼間暇なんだろ!ってよく言ってたけど、私が同じことを言ったら、どうなったかな~?

 会社から持ってきた 大量の荷物はいつ片付くんだろう。どんどん増えるバンドグッズは どうするつもりなの?あふれてた7台ものギターも、なんとか工夫して収納したけど、どうしても入りきらない一台が押し入れの前に置いてあり、扉を開ける度倒れてきて 結構危なかった。

 最近私が毎日やってた断捨離も そんなあふれかえるギターやグッズを一か所に集めて、わかりやすく収納するためだったのに、まるで知らん顔。重いギターを何度も運び込んですっごい大変だったのも、見て見ぬふり・・。バンドグッズは全部クローゼットにまとめたからね と言った時もありがとうでもなく 無関心。それどころか、お前が好きでやってる事なんだよな?と確認された。あんたが何にもやらないからだろうが!!言っても言っても放置してるから、日々の生活を暮らしやすくするためにやってるんです!

 どうせ自分の荷物も、私が何とかするだろう って思ってるんでしょ!そして、自分は何もやらないくせに文句だけ言う、といういつものパターン。

 これで、何か処分でもしようものなら 狂ったように怒り出すんだろうな!自分のものも管理がまるでできてないのに、見つからないものがあると あれはどこやった?って、まるで私が隠したみたいな言い方するし...。

 たばこの灰は、ベンチのクッションに落としっぱなし、洗面所は、どういう使い方すればあんなびしょびしょにできるの?って状態。次に使う人の事考えたら、あんなふうにならないよね。学童の子どもでもわかるわ!

  ー怒りを鎮めるための文章(2020年6月25日の出来事)より抜粋ー

べっ活、始めました 第7話 一人暮らしを妄想

ーべっ活とは、離婚まではいかないけど、別居に向けて準備活動をする事であるー

 夫にその気がないのなら、こっちが出ていけば良いんだ!ということに、ハタと気づきました。どっちみち、今まで何度も考えて来たことを 実行に移すまでです。

 早速、物件探しを始めました。子供たち家族がどちらも近くに住んでいるので、地元かつ家賃がお手頃なものを中心に いくつか目ぼしいものをピックアップしました。条件を絞ってパソコンで検索すると 出てくるのは築年数の古いものが多く、30年以上は当たり前ですが、築浅・駅近にこだわらなければ、条件に合った物件が 結構あるものです。条件良いのに超お得!と思ったら築55年の物件だったのには、さすがに躊躇しましたが・・。

 お気に入りの間取り図をもとに、家具や家電の配置を考え出しました。そんな時に活躍してくれるのが、MYプランナーという、間取り作成用フリーソフトです。今までも、ジャンボ宝くじに当選した想定で、いくつもの間取り図を完成させ、家具類を配置しては妄想にふけってきました。

 おひとり様用家電品やインテリア用品を、楽天市場で調べてはパソコン上の間取りに配置させたり、家事や炊事をしながら、持っていくもの、置いておくものの仕分けを考えているうちに、ヤバイ!またもや、ワクワクしてきました。私って、本当に単純でノー天気な人間です。実際一人暮らしが始まったら、様々な弊害にぶち当たるだろうけど、それを上回るポジティブ気分がこみ上げてきます。

 もし夫が家を出たとしても、どうせ最小限の物しか持って行ってくれないだろうから、私の方が出るのは正解な気がします。何台もあるギターや音楽グッズ、使いもしないゴルフ用品、整理整頓のまるでできていない書類など、置いて行かれても、処分に困ります。

 夫のあふれる物に関しては、職場を引退した一年ほど前に やはり事件が起きていました。『怒りを鎮めるための文章』のファイルに、しっかり記録が残っています。

                          つづく

べっ活、始めました 第6話 怒りを鎮めるための文章

ーべっ活とは、離婚まではいかないけど、別居に向けて準備活動をする事であるー

 そんなこんなで、自分の中ではすっかりべっ活気分だったのに、ちょっと困ったことになりました。

 事件後しばらくは、お互い会話を必要最小限に抑え、家の中はとても静かでしたが ここ何日か夫が普通に話しかけてくるようになったのです。そして、一人暮らしのための物件も、探してる気配がありません。まるで、何事もなかったかのように 日常に戻るつもりでしょうか?

 そりゃ、夫は言いたいこと言ってスッキリしたかもしれませんが、こっちはそうはいきません。夫の言動に納得した訳でもないし、ましてや反省なんて1ミリだってしていないのですから!反論したいこと、怒鳴り返したいことが、山のようにあります。なぜそうしないのかといえば、結果が目に見えているからです。 

 夫は口が達者で、ああ言えばこう言う こう言えばああ言う 自分を正当化する言葉を次から次へと重ねてきます。そして最終的には、威圧的に怒鳴り散らし相手を黙らせる、という手段に出ます。そうなるのが解っているので、その場では反論をしない癖がついてしまいました。嫌な思いをするのは、こちらなので・・。

 そこで編み出したストレス解消法が、文章を書くことです。私のパソコンには、『怒りを鎮めるための文章』というファイルがあり、そこに どんなことがあり どう感じたかなど、その時の自分の気持ちをすべてぶつけています。誰に見せる訳でもないのですが、だいぶ気持ちが落ち着きますし 時々読み返しては『そうだ、そうだ!』と、その時の自分に共感しています。そんな文章が、ずいぶん溜まってきました。いつか、夫にすべて見せてやりたい!などとその時を想想し、ニンマリしたりして。

 夫は自分が勝った気分でいるのか、私が反省してるとでも思っているのか、しばらくすると普段通りに戻ってしまうのがいつものパターン。

 今回だけはいつもと違う、と思っていたのですが、そんなに甘くはありませんでした。家を出る!は、私への脅し文句だったのでしょう。こうでも言っとけば、少しは効き目があるだろう、という・・。

 薄々そんなことだろうと思ってはいたけど 人をその気にさせておいて、そりゃないよ~! 

                               つづく

べっ活、始めました 第5話 コーヒーメーカー事件

 

ーべっ活とは、離婚まではいかないけど、別居に向けて準備活動をする事であるー

 短い時間で深く眠れる人、ちょっとのことで起きちゃう人 一度起きるとまた眠るのに苦労する人 それぞれなんだから 自分の価値観押し付けないで欲しいです。自分の趣味の為に寝る時間を削るのが そんなに偉いですか?しかも、年中ソファーで眠りこけちゃあ夜中に起き出して、結局朝起きられないことも度々・・。そんな日は何度も何度も私が起こしているのです。

 確かに自分は眠るの大好きで 家事も手抜きですが、生活や仕事に支障をきたさない範囲内です!女はこうあるべきという古い考えが根底にあるから 早起き出来ないのは主婦としてダメなんだ、って決めつけてるんでしょうね?

 今回の目覚まし事件から何日かして、また新たにコーヒーメーカー事件というのが勃発しました。我が家ではネスカフェバリスタという、対応の豆をタンクに入れておき、カップ1杯分のコーヒーをその都度作るタイプの機種を使っています。もっぱら夫が楽しんでいるのですが 4種類のメニューがあり、インスタントなのに本格的なコーヒーの香り漂う優れものです。時々部品のお手入れをする必要があり、その時もタンクの豆が切れたので、各部品を取り出し洗浄を終えたところでした。夫が使う物なので、何度かそのやり方を教えては 自分で出来るようになる旨促してきました。にも関わらず、まるでセットする気配がなく、逆になんでいつまでもほったらかしてるんだ、と詰め寄られました。俺はやり方が解らないんだから、お前がやるのが当たり前という理屈だそうです。解らないんじゃなくて解ろうとしないだけでしょ!

 俺は、気づいたことは何でもやってる、お互い出来ることを出来る方がやればいいんじゃないの?などと、自分に都合のいいこと言ってますが、実際は夫が気付くことなんてたかが知れていて、気が向かなければやろうとしません。夫が気付かないこと、気付いてもやろうとしないこと、面倒くさいこと、それらすべてが私の仕事なのです。

 たまの洗い物と料理をやってる位で、自分はすごく家事に貢献してる出来た夫だって自己満足している様子。こんなことをやった、あんなことをやったとアピールしてきて、それがまたうざい!

 この事件で、べっ活への決意がさらに深まりました。

                         つづく